十割そばの打てる製麺機
古来より親しまれてきたファーストフードであるそばは、日本人の生活の一部ともいえる食品として、長期間にわたり庶民の手軽な食べ物です。現在においては、都心の高級店から駅の片隅の立ち食いそばまで広範囲にその需要は広がっています。
古典落語の【時蕎麦】の一説においては、そば粉が八割、うどん粉(小麦粉)が二割ということで、江戸時代においては二八そばが主流のようでした。そばだけでは麺にならないからうどん粉をつなぎに使うということで、現代においても二八そばが最高のものとされています。
2000年ごろから十割そばの打てる製麺機がこの世に誕生し、様々な改良がなされてきました。まずは機器の安定性です。十割そばの打てる製麺機の特徴はそのほとんどが押出式です。スクリューを使用してノズルという小穴から麺を押し出すのですが、その圧力の分散が悪いと、硬い麺になってしまい当時は酷評の連続でした。
私たちは、限りなく人がやる技を機械に教え込む時代を生き抜いてまいりました。そこには空間力学に近い技術が要求されました。瞬時に製麺を行う場合、その時間と圧力です。圧力をかけすぎずに人が打ったものと同様に製麺するような技術開発に多くの時間を割いてきました。私たちの製品には言葉であらわせないような様々な技術が隠されています。
新しい時代のそば打ちです
そば打ちを考えたときに、江戸時代から続いてきた手打ちの手法が一般的です。確かに人の打ったそばにはその人の思想が込められています。さらには十割そばとなると正しく職人芸と評されるような技術力が必要でした。しかし職人といわれる高技術者も体力の限界があります。名人や達人といえども体力の限界があるのです。
当社の製麺機は人が打ったような十割そばを製麺機「そば達人」に代替えすることに成功しました。まさしく江戸時代から続いてきたそば打ちの産業革命です。
女性の社会参画が叫ばれているなか、これまで男性社会といわれてきたそば打ちに旋風を巻き起こす商品です。ぜひ、お問い合わせください。
押し出し製麺ノズルについて
「麺は細くなくちゃぁいけねぇ」古典落語【時蕎麦】の一説も取り入れて、極細麺を作ることも可能になりました。その結果、手打ちそばのような繊細なそばも提供することに成功しました。地域によっては、太打ちの麺も好まれる場合もありますので、細麺、標準麺、太麺とサイズの変更もできるようになりました。
「そば達人」シリーズは、そばの太さに合わせて3種類の製麺ノズルのなかからお選びいただけます。
1.2×1.7mm 112穴 |
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1.4×2.0mm 88穴 |
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1.6×2.3mm 60穴 |
そば水廻し用ミキサーについて
そば打ちをする際、重要なのが水廻しです。
そば水廻し用ミキサー「仕込み達人・卓」は、これまで職人芸とされたそばの水廻しを1〜2分で行うことができます。
原理は人がやってきた、これまでのものと同じ考え方です。人のやる仕事を、機械に置き換えただけです。
日本の国民食から世界のそばへ
インバウンドの増加で、今後「そば」は日本の国民食から世界のそばへと変貌を遂げていくことは間違いありません。そして、そばは十割が主流という時代を迎えるかもしれません。
「そば達人」シリーズについてのお問い合わせは
《日本蕎麦街道 東京営業所》
0224−51−1500